データベースの紹介(IBM DB2)

技術者ブログとして日ごろ取り組んでいる学習内容をご紹介します。
今回はAI、ビッグデータをテーマにしている第1ユニットです。

今日は業務で扱っているデータベースを紹介したいと思います。
データベースとは、収集した膨大なデータが格納されているデータの集まりです。
システムの情報保持だけでなく、ビッグデータの解析など、さまざまなデータの処理に役立てられています。

データベースランキング 引用:https://db-engines.com/en/ranking

上記はデータベースランキングとなっており、1位がOracle、2位がMySQLとなっています。
OracleやMySQLは社内でも利用され、診療予約システムファムルケアや勤怠管理システム、社内研修にも活用しています。

今回、私たちが開発しているシステムには8位にランクインしているIBM DB2が採用されています。開発しているシステムは既存システムを新しく作り直す案件であり、膨大なシステムのため、一括での作り直しは難しく、既存部分を利用しつつ、順次新しいシステムに乗り換えていきます。この切替では既存システムと新システムとの同期が必要であることがポイントです。

本題であるデータベースの紹介としてIBM DB2の説明となります。IBM DB2はIBM社が1983年に開発した古くからあるデータベースです。今では一般化したSQLを初めて採用したデータベースと言われています。分類はリレーショナル型データベース管理システム(RDBMS)であり、最大の特徴としては大型コンピューターからUNIX、Windowsと様々な環境で実行可能であることです。残念ながらランキングでは8位となっておりますが、堅牢な作りであり、大規模システムでの採用されています。

IBM DB2データベース 引用:https://www.ibm.com/jp-ja/products/db2

また、データベースの活用にはデータを管理する必要があり、便利なツールが様々用意されています。IBM社も「IBM Data Studio」を用意しています。ただ、今回プロジェクトでは「Microsoft Access」を利用しています。本来のAccessもデータベースなのですが、DB2やOracle、MySQLのデータを扱うことができます。各データベース毎に少しだけ違う部分もあるためちょっと苦労をするところもあります。
IBM DB2をそのまま利用することにより、既存システムをそのままに、新しいシステムへ省コストでの移行を考えるとデータベースを変更しなかったのに納得な採用だと思いました。

ITバブル、PCの普及に伴い、様々なものがシステム化され、運用されています。それらの耐用年数として当初では10年くらいを見込まれていましたが、延命処置が施され、15年、20年と使い続けられることが多くあります。その延命措置も限界を迎え、システムの再構築をせざる得ない状況となった案件が多くあり、見た目はそのままで中身を刷新する。そしてコストは最小限に。そんな案件が多く、長く運用するのは大変な努力があるのだと改めて痛感しました。

以上、今回は業務で扱っているデータベース(IBM DB2)の紹介でした。