今回、ダンデライオンズは名古屋市の「中小企業外国人材雇用支援事業」運営事務局よりご支援いただき、日本人社員向けの研修「伝わる日本語」を受講させていただきました。
講師は内定ブリッジ株式会社の淺海様です。
研修の内容を当社ブログに掲載することについて、事務局のご担当者様並びに淺海様も快く受け入れていただきました。感謝いたします。
当記事では、研修の一部についてご紹介をさせていただきます。
外国人材の受入ニーズについて
全国の「中小企業」を対象とした、外国人材の受入状況と今後のニーズについて、直近数年の推移をご紹介いただきました。
外国人材の受入は年々増加傾向にありますが、その一方で今後の受入を検討している企業の割合は減少傾向にあるようです。
これは外国人を上手に活かし切れていない企業が多く存在するということです。
事実、多様な人材を受け入れる一方で、何も取り組みが出来ていない企業は「生産性が下がる」というデータの存在についてもお話がありました。
多様な人材と言えば聞こえは良いですが、ただ採用するだけではいけないということです。
人材を受入れてからの、企業内全員の取り組みが重要ということを改めて理解することができました。
外国人採用後の活躍に向けて
外国人採用後の活躍に向けて、企業が直面するであろう課題への取り組みに際して、特に押さえておくべき12のポイントについて、経済産業省他3省合同のハンドブックをご紹介いただきました。
各企業毎に抱える課題は異なるので、全てのポイントをチェックする必要はないとのことです。取り組むべきポイントを定めて実践することが重要となります。
当研修は「7.日本人社員教育」にあたりますが、淺海様のお話では、「2.社内共有」が特に難易度が高いとのことでした。
ハンドブックについては管理者層は是非眺めておいて欲しいとのことです。
オフィスでの日本語コミュニケーションのギャップについて
動画教材を元に、オフィスでの日本人と外国人のミスコミュニケーションの事例をご紹介いただきました。
動画教材:経済産業省のYouTubeチャンネル(metichannel)
ミスコミュニケーションの事例を提示していただき、「何が悪かったのか」「どのように改善するべきなのか」についてグループワークを実施しました。
日本語はハイコンテクスト文化の代表例と言われています。日本語は話されている言葉(書かれている言葉)そのものに情報が少なく、その中で予想して会話を成立させる必要があります。
ミスコミュニケーションを防ぐためには、日本人・外国人の双方の立場で考えた上での歩み寄りが重要です。
日本人側としては日本語を調整して「伝わる日本語」にする必要があります。
「伝わる日本語」に近づくためのポイントをいくつかご教示いただきました。
・「大丈夫です」や「できたら」のような二つの意味を持つダブルワードは使用を控える
・初級日本語で学ぶ活用形(ます形、て形、ない形、じしょ形、た形)を意識して会話に組み入れる
・主語や主体が無くても日本語は機能するが、あえて省略せずに言葉に組み入れることを意識する
研修を受講して
日本で働く外国人労働者の数は年々増加傾向にあります。
ダンデライオンズでは採用にあたり国籍は問われず、外国人の方も様々な現場で活躍しています。
当研修は、社員一人一人がどういう企業組織を作りたいかを考える良いきっかけになったと思います。
当研修のご支援をいただきありがとうございました。