技術者ブログ – リージョンとアベイラビリティーゾーンについて(Amazon Web Services)

リージョン及びアベイラビリティーゾーン(以下AZ)とは、AWSを利用する上で物理的なサーバを意識する、数少ない項目です。 今回の技術者ブログでは、この2つについて、簡単に説明します。

リージョン

まずリージョンですが、データセンタ群が存在する地域を指します。
現在AWSは、米国東部(バージニア北部)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)アジアパシフィック (シドニー)等々、世界中19個の地域にデータセンタ群を保持しています。

リージョン一覧

基本的には使用場所とリージョンの距離が近い程、通信レスポンスが良いです。
特別な理由がない限り、日本では東京リージョンを使うことが一般的でしょう。

AZ

次にAZですが、大まかに言えばデータセンタとイコールで考えてもらえばよいです。
ちなみに、東京リージョンには4つのAZが含まれています。
どこか一つのAZで障害が起きた場合でも、別AZは影響をうけません。
そのため、システムを別AZで平行稼働させることで、耐障害性を上げることができます。
8月23日に発生したAWSの大規模障害は、東京リージョンの一部のAZで障害が発生したことが原因です。実際にこういった事例が起きたことから、AZのマルチ化をすることがより重要視されるようになりました。