技術者ブログ – 「Unity」でゲームを作ろう その2

技術者ブログと題して社員が日ごろ取り組んでいる学習内容を紹介します。

「ゲーム最強AI」で人気大爆発の第一ユニットです。前回の予告ではソースコードとありましたが、Unityの特徴を知っていただくためにボールの動きをやってみます。図1の赤いボールは左上から転がり始め、真ん中でバウンドし、転がる向きを変え、左下に落ちていく動きを実装します。

図1:赤いボールが落ちていく

まず、赤いボールに重力を設定します。UnityではRigidbodyのUse Gravity(図2:赤枠)を設定することで、設定された赤いボールは重力を受けて落ちていく動作を実現できます。設定によりボールは重力を受け落下し、坂を転がります。

図2:重力の設定

しかし、重力の設定だけではボールは重力に引かれて落ちるだけなので、バウンドしません。次にバウンドさせるにはPhysic Materialを設定します。これはボールが接触した時の摩擦や反発といった物理挙動の設定です。バウンドはBounciness(図3赤枠)を設定することで実現できます。

図3:バウンドの設定

このようにソースコードを一切記述することなく、設定を付与するだけで赤いボールが重力で落下し、床にバウンドしながら転がり落ちる動きが実現できました。また、ボールの色の設定には図2にBollColerの項目があるように赤い色も設定しており、あなたのお好みの色に変更することもできます。

では、次回をお楽しみに。